島根県　安来市立広瀬中学校　１年生のみなさんの善きことニュース

「ふるさとのためにできること」を考え、実践　地域の力に

島根県　安来市立広瀬中学校　１年生のみなさん

ふるさと学習に力を入れている島根県安来市広瀬町の広瀬中学校では、昨年１１月に行われた市ＰＴＡ連合会研修大会の会場で１年生が、総合的な学習で取り組んできた「ふるさとのためにできること」の実践活動を行った。

学習に取り組む中で、１年生５１人に「将来も広瀬町に住みたいか」調査したところ、「住みたい」と答えたのは７人だけだった。そこで生徒は『住み続けたい郷土づくり』『ふるさとのためにできること』を考え、「ふるさとクリーン作戦」「美化活動などふるさとのための募金活動」「ふるさとの食材を使った名産品作り」「ふるさとをＰＲするパンフレット作り」などを実践してきた。

市内２２の小中学校のＰＴＡ１５０人が参加した研修大会では、「三日月公園の清掃」「募金活動」など、これまでの活動内容と趣旨を説明した。また、地元産ブドウを使った手作りの焼き菓子と、広瀬町の多彩な特徴を手書きしたパンフレットを出席者に手渡し、寄付を呼び掛けた。

生徒たちの「ふるさとのため」の活動は、「中学生は地域の力、戦力」と高い評価を得ており、生徒たちは「地域が元気になれば、うれしい」と話していた。

なお、集めた寄付金は全額地域の自然を守る会に寄付し、公園などの美化や施設修繕の費用に活用してもらうことにしている。
（2014年1月掲載）