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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
地域を歩いて「防災マップづくり」 安全な避難場所を確認
岩手県 吉浜中学校 35人の全生徒のみなさん
「1000年後まで伝えよう!東日本大震災のこと」をスローガンに、防災・復興教育に取り組む大船渡市立吉浜中学校。今年6月には二日間かけて三陸町吉浜地域の防災マップづくりに挑戦した。同校が3年間にわたって行う防災教育活動の一環で、防災科学技術研究所の支援を得て実施した。
初日は吉浜地域の災害危険性について学習。通学路を中心とした安全な避難について検討した後、4分割した地域を生徒35人が4班に分かれて防災まちあるきを行った。職員、地域住民も同行。危険個所や安全な避難場所を地図で確かめながら、実際に現場に赴き自分たちの目で検証。避難対策検討シートに「どんな場所か」「なぜ危険なのか」等のメモをとり、電子端末で撮影も行った。
また、生徒と参加者が積極的に意見交換することで、市販の地図にはない細道が避難路候補にあがった他、クマが出現しやすい場所を危険地帯に選ぶなど、地元住民ならではの情報も共有。
二日目は、まちあるきで確認した内容を整理し、危険な場所、安全な場所、安全な建物などの情報を盛り込んだ手書きの防災マップを作成。職員玄関前の廊下に掲示した。
今後は、防災マップのインターネット公開や10月の文化祭での発表を予定している。
参加した生徒は「土砂災害や液状化の恐れがある場所など、今まで気づいていなかったことがたくさんあった」「地域の人たちの意見も取り入れながら、よりわかりやすい防災マップを作りたい」と話していた。
(2014年7月掲載)
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