岩手県　盛岡市立下橋中学校　全生徒のみなさんの善きことニュース

「気づき・考え・実行する」精神で地域美化に貢献　全国最高賞受賞

岩手県　盛岡市立下橋中学校　全生徒のみなさん

盛岡市立下橋中学校の生徒は１９５３年に青少年赤十字に加盟以来、「気づき・考え・実行する」精神のもと、地域の清掃活動やリサイクル活動に取り組んでいる。その中で３０年以上続く美化活動がある。毎年８月に開催される「盛岡さんさ踊り」の期間に、近隣の２つの小学校の児童や保護者、地域住民と共に実施している「地区内合同清掃」だ。生徒会の組織のひとつ地区生徒会が関係団体と打ち合わせを重ね、１１地区に分かれて町の美化に努めており、２０１３年には約５００人が参加した。

さらに生徒たちは、学校近くを流れる中津川河川敷や盛岡城趾公園・鶴ケ池の清掃の他、

落葉掃きやカラスによるゴミの散乱の片付け、高齢者宅の雪かきなどを率先して行い、地域の子どもたちの模範となっているという。こうした日頃の実績が認められ、コカ・コーラ環境教育賞や環境保全功労者知事感謝状などを受賞している。

２０１４年には第１５回「環境美化教育優良校等表彰」で、全国最高賞の最優秀校（文部科学大臣賞）に選ばれた。地域の美化活動やリサイクル、毎年「環境」をテーマに生徒会の組織であるエコ委員会活動と連動させて行うエコシンポジウムなど、生徒たちの行動力と環境に対する関心の高さが評価されたもの。

同校では今後も環境教育の充実を図り、地域の環境を守る清掃活動やリデュース、リユース、リフューズ、リサイクルの４Ｒ活動を推進し、環境への思いやりや理解を深めていく考えだ。
（2015年2月掲載）