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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
車いすに乗って押して 利用者目線で防災マップづくり
高知県 本山町立吉野小学校 5、6年生のみなさん
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四国山脈のほぼ中央にある高知県本山町は、巨大地震や集中豪雨が発生した場合、土砂災害のおそれがあるとされる。同町の吉野小学校では、3年前から防災アドバイザーを講師に、子どもたちが災害の知識やいざという場合の対応法を身につける防災学習を進めるとともに、5、6年生が地域の防災マップづくりに取り組んできた。児童たちは、町の避難場所の公民館につながる避難路を実地検証し、地震や大雨で道路脇の斜面や石垣が崩れるおそれがあること、途中の坂道にコケが生えて滑りやすいことなどをチェック。安全な道を「青」、注意が必要な道を「黄色」、危険な道を「赤」で色分けした防災マップを作成し、今年1月、防災学習発表会で、自分たちで見つけた安全な避難ルートを披露した。
今年秋には「防災マップの新たな視点はどこか」をみんなで検討し、車いすによる避難体験を実施することにした。検証当日は地質業協会・本山町社会福祉協議会の応援を得て、児童7人が学校周辺の寺家、吉野の両地区に分かれ、公民館までの10コースを点検。子どもたちは「ここの溝のふたは車輪がはまりそう」「少しの段差でも衝撃があり、登るのも大変」「坂道も気をつけないといけない。介助する人が必要」など、車いすで避難するうえでの注意点を地図やメモに書き込んだ。今後、車いす移動の危険箇所を記入した防災マップを完成させることにしている。
(2015年11月掲載)
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