茨城県 鉾田市立旭南小学校 | 福島復興へ花咲け ヒマワリの種 NPOに贈る | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

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福島復興へ花咲け ヒマワリの種 NPOに贈る

茨城県 鉾田市立旭南小学校 児童会のみなさん

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鉾田市立旭南小学校は、今春、東日本大震災の被災地、福島県を応援する「福島ひまわり里親プロジェクト」への参加を決めた。今年3月、原発事故から4年間、福島県富岡町から鉾田市に避難していた児童姉妹が、福島県いわき市に転校する際、児童会にヒマワリの種6袋分を託し、同プロジェクトへの参加を呼びかけた事がきっかけになった。

同プロジェクトはNPO「チームふくしま」が柱となり、2011年5月にスタート。全国の里親がヒマワリを育て、取れた種を福島で咲かせて観光や障がい者雇用、事故被害の風化防止などにつなげるのが狙い。

旭南小学校の児童会は、姉妹の思いに応えようと、「旭南ひまわりプロジェクト」を立ち上げ、学校で育てる種の購入費を募るため家庭や地域に協力を呼び掛けた。5万1700円が集まり、福島から90袋分の種を購入。6月に児童全員で校庭に種まきを実施。8月に花を咲かせ、9月に約64キロの種を収穫した。

茨城県 鉾田市立旭南小学校 児童会のみなさん2 茨城県 鉾田市立旭南小学校 児童会のみなさん3 茨城県 鉾田市立旭南小学校 児童会のみなさん4

10月31日、同校で開催された「南っ子まつり」に姉妹も出席。児童会の代表がチームふくしまに種を贈り「ヒマワリで福島とつながることができた。地域と協力し、プロジェクトの活動を続けていく」と誓った。姉妹からは「南小のみんなが育ててくれたのが支えになった。福島の小学校で育てたい」と感謝の言葉が贈られた。

なお、チームふくしまによると、贈られた種は福島県内1万6千カ所の学校や企業に配られるという。
(2015年12月掲載)

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