秋田県 大仙市立豊成中学校 | 地域も協力 15年続く空き缶回収の益金で福祉貢献 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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地域も協力 15年続く空き缶回収の益金で福祉貢献

秋田県 大仙市立豊成中学校 全生徒のみなさん

大仙市立豊成中学校では、2001年から家庭や職場などから出される空き缶の回収活動を実施。その収益金で、福祉施設に車いすを贈るなどの地域貢献活動に役立てている。

04年からはJRC委員会を中心に月1回、地域の商業施設や福祉施設、市役所、公民館などで空き缶の出張回収を行い、全生徒でアルミ缶とスチール缶に分別している。環境美化や資源再生に努める生徒を、地域も積極的に協力。各家庭から出される空き缶やペットボトルの集積用小屋を提供する人もおり、そうした支えが生徒たちの力になっているという。

昨年8月には「夏の大回収」を実施。新聞紙や段ボールなどの古紙からビン類やペットボトル、鉄製品など資源ごみを保護者の軽トラックで回収し、校庭で全生徒と保護者、職員が分別作業を行い、気持ちのいい汗を流した。

これらの回収活動で得た収益金で今年2月に、地元の福祉施設「八乙女荘」に車いす2台を、また3月には「桜寿苑」にフットマッサージャー1台を贈った。

今年3月には生徒2人が大仙市役所を訪れ、市長に「アルミ缶などの回収活動で得た益金の一部です。福祉事業に役立てて下さい」と1万円を寄付。市長は「貴重な収益金。大切に使わせてもらいます」と感謝の言葉を贈った。

同校生徒は、この回収活動により秋田県環境大賞、全国アルミ缶リサイクル優秀校、ボランティアアワード・コミュニティ賞などを受賞している。

(2016年4月掲載)

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一