兵庫県 篠山市立篠山小学校 | 自分たちで飼育 希少種「オオムラサキ」を篠山の空に放つ | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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自分たちで飼育 希少種「オオムラサキ」を篠山の空に放つ

兵庫県 篠山市立篠山小学校 5、6年生のみなさん

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1957年、国蝶に選定された「オオムラサキ」。羽を広げると10センチ以上もあり、勇ましく堂々として華麗に飛翔する姿は神秘的でさえある。生息地は日本全土にわたるものの、近年、都市化が進み、雑木林が少なくなってきたことなどにより生息数が減少、環境省や複数の都道府県が準絶滅危惧種に指定している。そうした中、自分たちでオオムラサキを育てて数を増やし、オオムラサキが飛び交うふるさと作りを目指している小学生たちがいる。兵庫県篠山市の市立篠山小学校の児童たちだ。

現在取り組んでいるのは、5、6年生55人。今年2月の「オオムラサキ引き継ぎ式」で先輩の6年生からオオムラサキの1年間の成長や世話の仕方を学び、「丹波オオムラサキの会」の会員からも様々な指導を受けた児童たちは、飼育ゲージ内の越冬幼虫を大切に育てて来た。

6月8日に今年最初の羽化があり、子どもたちは「羽化して飛ぶ姿がかわいかった」と話す。

兵庫県 篠山市立篠山小学校 5、6年生のみなさん2 兵庫県 篠山市立篠山小学校 5、6年生のみなさん3

そして7月5日、世話を続けて来た9匹を篠山市南新町の竹林に放した。周囲の木に止まったり、鮮やかな羽を広げて飛翔するオオムラサキを興味深そうに観察していた児童たちは「自然の中でたくましく生き、子孫をたくさん残してほしい」「篠山の空を自由に飛び交えるよう、オオムラサキが生きていける自然を守っていきたい」と、真剣な表情で話していた。
(2016年7月掲載)

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一