岩手県 一関市立一関中学校 | 被災地復興へ 届け 歌声で勇気と力を | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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被災地復興へ 届け 歌声で勇気と力を

岩手県 一関市立一関中学校 特設合唱部のみなさん

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一関市立一関中学校は、2011年の東日本大震災で校舎と体育館が甚大な被害を受けた。1947年の開校以来、地域貢献を伝統とする生徒たちは早期復興へ力になろうと、様々な活動を続けている。

特設合唱部は、2015年から地震発生日の3月11日に、被災地の復興と犠牲者の冥福を祈るコンサートを実施してきた。

「自分たちにできる支援をしたい」という部員たちの発案がきっかけ。3回目となる今年は、JR一ノ関駅西口の駅前広場で「届け わたしたちの歌 歌結(うたゆい)コンサート」を開いた。午後2時半から30分間のプログラムで、1~3年生約70人が出演。100人を超える聴衆を前に、震災後、福島県南相馬市の中学校の卒業生と音楽教諭によって作られた「群青」など6曲を披露。途中、午後2時46分の震災発生時刻には、追悼のサイレンに合わせ、犠牲者の冥福を祈って黙祷を捧げた。

岩手県 一関市立一関中学校 特設合唱部のみなさん2 岩手県 一関市立一関中学校 特設合唱部のみなさん3

春空の下、生徒たちの澄んだ歌声に涙する人もおり「ハーモニーがきれい、復興への勇気と力をもらった」と感動した様子。

生徒を指導する音楽教諭は「子どもたちはボランティアの大切さや表現する喜びを感じながら活動している。生徒たちの思いが被災地に届いてくれればうれしい」と話す。生徒たちは「来年も歌声でみんなを勇気づけたい」と声をそろえた。

なお、当日は同校厚生委員会も参加し、被災孤児、遺児を支援する「いわての学び希望基金」への協力を来場者に呼び掛けた。
(2017年5月掲載)

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