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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
サツマイモ贈って8年 被災地の中学校と絆育む
愛媛県 伊方町立三崎中学校 全生徒のみなさん
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愛媛県の伊方町立三崎中学校の生徒たちは、2011年3月に起きた東日本大震災の直後に、被災地支援の義援金や応援メッセージを贈った。同年6月、宮城県の気仙沼市立大谷中学校の生徒たちからお礼の手紙が届いた。被災地の様子や大谷中生徒の思いを知ったことで、平和と希望のシンボルである千羽鶴を送ろうという「おりづるの旅プロジェクト」が、生徒会を中心にして立ち上げられた。
震災から5か月後の8月、学校の支援活動の取組を知った地域の方から、地域の特産物のさつまいもを収穫して被災した大谷中に送ろうという提案があった。10月、地域住民で作る「ガラン山義捐いもプロジェクト」の呼び掛けに応えて、参加を決めた。当初は収穫時からの参加だったが、2014年から近くの伽藍山体験農場での苗植え、草引きなどの栽培活動にも取り組むようになった。
「さつまいもプロジェクト」に取り組む生徒たちからの意見で、2013年2月、各家庭の協力のもと「オレンジプロジェクト」も始まった。生徒が持ち寄ったり、手伝いをして分けてもらったり、知り合いの方に呼びかけて分けていただいたりした柑橘は16箱240㎏にもなった。
今年も5月にプロジェクトのメンバーらと「紅あずま」の苗、約1000本を植え、夏休みに雑草を刈った。そして、10月、生徒と教員、プロジェクトのメンバーら約40人で、傷つけないよう丁寧に掘り出し、約400キロを収穫した。
11月には学校園のさつまいもも収穫。「太くて大きいイモが掘れた」と笑顔の生徒たちは12月、大谷中に贈るために梱包作業を行った。今回も応援メッセージを添えて送り出した生徒たちは「復興に頑張る大谷中の生徒たちに、おいしく食べてもらいたい」と話していた。
三崎中の生徒たちが活動を始めて8年、被災地に贈ったイモやみかんなどは約2500キロになるという。
(2018年12月掲載)
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