長野県 伊那市立長谷中学校 | 50年ぶり復活 市野瀬ダイコン育て、地域住民と試食会 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
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50年ぶり復活 市野瀬ダイコン育て、地域住民と試食会

長野県 伊那市立長谷中学校 15人の3年生のみなさん

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伊那市立長谷中学校は、「食」の大切さを伝える学習と共に、「中学生にできる地域おこし」をテーマに地元長谷の活性化に取り組んできた。2015年から1年生が総合的な学習の時間に給食用の野菜を育成。2016年から2年生が栽培する地域の伝統品種・八房とうがらしを使ったラー油「長谷の太陽」を開発し、18年から伊那市のふるさと納税の返礼品に選ばれるなどの成果を挙げている。

今年度は、3年生が50年以上前に市野瀬地区で栽培していた「市野瀬ダイコン」の復活に挑戦した。

生徒たちは、地域おこしに取り組んできた中で「市野瀬ダイコン」の歴史を知り、3年間の集大成として自分たちの手で復活させようと決めた。

長野県 伊那市立長谷中学校 15人の3年生のみなさん2 長野県 伊那市立長谷中学校 15人の3年生のみなさん3 長野県 伊那市立長谷中学校 15人の3年生のみなさん4

15人は市野瀬地区の耕作放棄地を借用。今年の夏、十代のころまでダイコンを育てていたという土地所有者の指導の元、2日間かけて畑を耕し、種を蒔き、成長を見守ってきた。

10月、収穫作業を実施、途中で折れないよう慎重に引き抜いた。生徒たちの活動はここで終わらず、市野瀬公民館に地区住民を招いて、市野瀬ダイコンの試食会「大根パーティー」を開催。自分たちで調理したダイコン料理を振る舞った。同地区は土が良いためキメが細かいものができるといい、試食した住民の「特別おいしかった」との高評価に笑顔の生徒たちは、高齢化、過疎化で農業衰退が問題化している地元長谷を「元気にするのは中学生だ」「今後も地域のために活動をしていく」と一層の意欲を見せていた。
(2020年12月掲載)

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