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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
2人で育てた繭玉 東京五輪UAE衣装用に認定
岩手県 一関市立弥栄小学校 2人の3年生
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一関市立弥栄小学校は、20年以上前から地域産業の一つ「養蚕」についての学びを、3年生の総合的な学習の時間の活動として取り組んでいる。
今年度の3年生は2人。昨年6月、JAの職員から蚕の生態や養蚕の歴史などを教わった後、各自が用意した飼育箱に3センチほどに成長した日本純産種の蚕「小石丸」が配られた。
これまで、繭ができたときは繭細工を作ったり、JAに出荷してきた。しかし今回は、東京オリンピックの開会式で、アラブ首長国連邦(UAE)代表が着る民族衣装を国内シルクで作る国際プロジェクトに、同校も参加。2人は、蚕が繭を作るまでのおよそ2週間、平日は学校で、週末は家に持ち帰って世話を続けた。毎日、餌の桑の葉を与えたり、飼育箱を清掃するほか、蚕は直接触れると体調をくずすため、動かすときは桑の葉に乗せる、室温は25度前後に保つなど気配りしながら育て、60個の繭を生産することができた。
きれいな形にできたという繭は、プロジェクトメンバーに引き渡され、11月、UAE五輪委員会からプロジェクト参加認定証が届いた。2人は「衣装になる日が楽しみ」と喜びを噛みしめていた。
(2021年1月掲載)
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