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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
海岸清掃、ハマボウフウ保護 環境美化活動に最優秀表彰
愛媛県 松山市立興居島(ごごしま)小学校 児童のみなさん
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愛媛県松山市沖に浮かぶ興居島唯一の小学校、松山市立興居島小学校の児童は、島内の清掃活動「クリーン興居島」と、島の希少な海浜植物「ハマボウフウ」の保護活動に力を入れている。
「クリーン興居島」は同校が開校した翌年にスタート。毎年、隣接する興居島中学校の生徒と海水浴シーズン前などに、島内の海水浴場に散乱するペットボトルやプラスチックゴミなどを拾い集め、地域の美化意識の向上に努めている。
学校前の船越海岸に多数自生していたセリ科の「ハマボウフウ」は、台風で砂浜が削り取られるなどして、数が激減。かつての浜辺を復活させようと、ハマボウフウの保護活動に住民が立ち上がったのを機に、児童も参加することに。活動の中心は3、4年生で、住民の指導を受けながら、ハマボウフウの周囲に散らばったゴミの清掃、種まきや伐採防止の看板設置などに取り組み、現在では100株ほどが育っている。また、総合的な学習の時間にハマボウフウについて調査、学習し、その成果をまとめた新聞や冊子を制作。観光客などにハマボウフウのことを知ってもらおうと、興居島と松山市を結ぶフェリー内や待合所に掲示している。
そして今年、10年以上続く活動が認められ、飲料メーカー6団体でつくる食品容器環境美化協会の「環境美化教育優良校等表彰事業」で「最優秀校・協会会長賞」を受賞。2月に同校で表彰伝達式があった。
受賞に笑顔の児童たちは「みんなで草を引くなどしてハマボウフウが増えるよう頑張ってきた」「美しい砂浜が失われないように、これからも興居島の自然を守る活動を続けていきたい」と話していた。
(2021年3月掲載)
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