奈良県　大和郡山市立郡山南中学校　２年生の有志生徒の善きことニュース

動画製作　 筒井順慶の姿で大和郡山の魅力、英語で発信！

奈良県　大和郡山市立郡山南中学校　２年生の有志生徒

奈良県大和郡山市では、郷土への愛情や誇りを育てる「郷育」の取り組みの一環として、「英語で発信！大和郡山観光スポット」と銘打ったプロジェクトを展開。市立郡山東中学校、市立郡山西中学校、市立片桐中学校、市立郡山中学校、市立郡山南中学校の市内５つの中学校の有志生徒約２０人が出演し、各校区内の歴史や観光名所、特産品など同市の魅力を英語で紹介する動画の製作を進めている。

市立郡山南中学校からは、２年生２人が参加。８月１８日、地元筒井町を治めていた戦国武将筒井順慶を演じた生徒と鎧（よろい）姿の生徒が、筒井城址や名産のレンコン、順慶まつりなどを語る動画を収録した。

鎧もわらじも初めてと話す２人は、英語の翻訳は指導教諭に助けてもらったものの、絵コンテや台本、振り付けなどは自分たちで考えた。「順慶のことを調べたが、統治者として、武将としてすごい人だと分かった」といい、地元を中心に大和郡山市を知れば知るほど、まちに対して誇りを感じたと目を輝かす。

８月２５日には５校の生徒が郡山城址の天守台展望施設に集合。動画のオープニングとエンディングシーンを、ドローンなどを使って撮影した。無事クランクアップを迎えた２人は「英語の発音、特に強弱をつけるのが難しかったが、楽しかった。達成感がある」と満足そうに話していた。

動画は各校５分程度、約３０分に編集され、３学期中に公開される予定という。
（2021年10月掲載）