鹿児島県　奄美市立奄美小学校　６年生のみなさんの善きことニュース

交通安全意識向上を願い、＜気をつけマスク＞制作

鹿児島県　奄美市立奄美小学校　６年生のみなさん

鹿児島県奄美市の奄美警察署では現在大きな課題を抱えている。それは管内での交通事故が、緩やかだが増加傾向にあることだ。そこで同署は、多くの市民に交通安全に関心を持ってもらおうと市立奄美小学校に協力を依頼。約９０人の６年生が秋の全国交通安全運動期間中の９月２４日、＜気をつけマスク＞作りに挑戦した。

『飲酒運転はダメ！』『あおり運転はやめよう』『シートベルトをつけよう』『交通ルールを守ろう』など、交通安全を訴える標語もデザインも全て児童オリジナル。完成した＜気をつけマスク＞を手に「交通事故のニュースを見て、気をつけてほしいと思った」「最近、シートベルトをつけていない人が多い気がする」「交通ルールを守って、お年寄りにもやさしい運転をしてほしい」と訴える子供たち。「私たちも、横断歩道では左右を確認して横断するなど、交通ルールをしっかり守ります」と真剣な表情で話す。

児童が作った＜気をつけマスク＞は、奄美署の窓口に置かれ、免許更新などで訪れたドライバーに配布される。署員は「気をつけマスクを手にした人だけでなく、これを見た多くの人が交通安全意識を高めてもらえれば、交通事故は絶対に無くなる」と強調。常に安全運転を心がけてほしいと呼びかけた。

また同署は、協力してくれた子供たちに、お礼として腕に巻く反射リストバンドを贈った。

今回の活動を機に、児童たちは、暗くなったら「反射材を巻いて安全歩行を心がけます」と、これまで以上に交通安全への意識を高めていた。
（2021年10月掲載）