徳島県 三好市立井川中学校 | プルタブ回収20年 10台目の車いす、寄贈 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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プルタブ回収20年 10台目の車いす、寄贈

徳島県 三好市立井川中学校 全生徒のみなさん

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1977年、三好市の2つの中学校が統合し開校した市立井川中学校。生徒たちは日頃から「節電・節水」「ごみの分別」「リサイクル」などについて学び、地域と共に環境美化、環境保全に取り組むことで、郷土を愛する心を育んでいる。

その中で、先輩から後輩へ約20年継承しているのが、アルミ缶のプルタブを集めた売上金で車いすを購入し、市内の福祉団体などに贈る地域貢献活動で、今年6月、10台目を三好市社会福祉協議会に寄贈した。

一台の車椅子を購入するためには約800キロ(約140万~150万個)分のプルタブが必要という。同校の取り組みは2003年からで、生徒会とボランティア委員会を中心に「こんまいこんまい(小さい小さい)プルタブじゃけど、でっかい力のボランティア」を合言葉に、校内での告知活動、家庭に手紙を送るなどして協力を呼び掛けてきた。近年では、この活動に賛同した地域の住民や近隣の学校などからの持ち込みもあり、今回は4年で800キロを回収。リサイクル業者に販売した収益で、10台目となる車いすを購入することができた。

6月16日、同校で車いすの贈呈式が行われ、今回の寄贈先、三好市社会福祉協議会の代表に、生徒会長とボランティア委員長から手渡された。記念すべき10台目を贈られた代表は「生徒のみなさんや地域の人々の温かい気持ちがこもった車いす、大切に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。

生徒たちは、プルタブを集めるのは大変だけど、11台目を目指し、みんなで力を合わせて頑張っていきたいと、話していた。

(2022年7月掲載)

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一