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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
ストップ!牛乳離れ 消費拡大へ考案のレシピ集、配布
栃木県 那須町立学びの森小学校 6年生のみなさん
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牛乳の消費量が減っているという。農林水産省や一般社団法人Jミルクによると、2020年の1人あたりの牛乳消費量は25.4リットルで、2019年の31.1リットルから5.7リットルも減少している。また、家庭で捨てがちな食品の第1位が「牛乳・乳製品」という調査も。
こうした事態に危機感を覚えた小学生が、自分たちで考えた牛乳レシピ集を観光客や市民に配布する活動を行った。那須町立学びの森小学校の6年生で、那須町や那須塩原市などの那須地域は、生乳生産量全国第2位の栃木県内で乳牛の3分の2を飼養する酪農地帯として知られている。
児童たちがレシピ集の作成を企画したのは、総合的な学習の時間で、酪農を中心とした地元産業と国連の持続可能な開発目標(SDGs)について学んだことで、廃棄される牛乳を少しでも減らし、町の特産物「牛乳」の消費拡大を応援したいと考えたからだ。
児童たちがまず取り組んだのは、牛乳を使ったレシピ開発。「若鶏の牛乳パスタ」や「チョコレートムース」「牛乳餅」など、多彩なレシピを考案すると共に、石けん作りにも挑戦した。
1月23日、児童たちは、町民をはじめ県内外の人に牛乳を飲んでもらおうと、東北自動車道下り那須高原サービスエリアで考案した6種類のレシピカード240枚を配布。手作り石鹸はサービスエリアのスタッフに贈った他、那須まちづくり広場では自由に手に取れるコーナーを設置した。
児童たちは、サービスエリアに立ち寄った東北自動車道利用者に「那須の牛乳は美味しいですよ」と声かけしながらカードを手渡すと、本当に美味しそう、作ってみたい、など反応も上々。児童たちは「わたしたちが考えた料理を作って、牛乳を一杯でも多く飲んでほしい」と話していた。
さらに、考案した「若鶏の牛乳パスタ」と「チョコレートムース」は那須まちづくり広場のメニューとして採用され、2月の毎週土曜日に提供された。
児童たちは、今後も那須町の牛乳の消費拡大を応援していきたいと話している。
(2023年2月掲載)
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