秋田県 男鹿市立払戸(ふっと)小学校 | 払戸の偉人渡部斧松をモチーフにシール作成 地元PRへ一役 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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払戸の偉人渡部斧松をモチーフにシール作成 地元PRへ一役

秋田県 男鹿市立払戸(ふっと)小学校 6年生のみなさん

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「心豊かに たくましく 未来を拓く子どもの育成」を教育目標とする男鹿市立払戸小学校。地元愛溢れる児童たちは、町に少しでも役に立ちたいと日々学びに努めている。そうした中、6年生は「地域振興策」について考える総合的な学習の時間で、払戸地区の開拓に尽力した渡部斧松(わたなべおのまつ)に着目、資料を調べ、斧松の現在へとつながるさまざまな功績を学んだ。そして自分たちも地域を活性化する活動を考えようと、みんなでアイデアを出し合った。そして斧松をモチーフにしたシールを製作し、男鹿ふっと観光案内所の農産物直売コーナーの商品に貼って払戸地区をPRすることに決めた。

江戸時代、払戸地区は水の確保が難しく誰も開発できない原野だった。斧松は寒風山麓の「滝の頭(かしら)湧水」に目をつけ、叔父の惣治と共に多くの困難を乗り越えて全長約8キロメートルの水路を掘削。寒風山の山裾から八郎潟へ広がる地域の開墾を進め、豊かな農村へ発展する礎を築いた。

9月、払戸の恩人、斧松のオリジナルシール作りが始まった。6年生一人ひとりが考えた案をもとに、寒風山の麓から流れる水路によって豊かに広がる水田を背景に、稲穂を手に微笑む斧松を描いたシールを完成させた。

10月24日、6年生は男鹿ふっと観光案内所を訪問。用意した200枚のシールを商品に貼った。また、購入客に読んでもらおうと、自分たちでまとめた斧松の紹介パンフレットをレジ横に置かせてもらった。

シールが払戸と地元の農産物のPRに繋がればと願う児童たち。同校では、観光案内所だけではなくいろいろな場面で活用できればと話している。
(2023年12月掲載)

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