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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
キッズショップで得た利益を福祉事業に寄付
東京都 八王子市立第一小学校 6年生の皆さん
東京都八王子市の市立第一小学校は、児童の学ぶ意欲を高め、考え、実行する力を育むため、地域の指導者による講習や地域との関わりを大切にする学習を進めている。
2005年12月3日には、6年生が学校近所の西放射線横山町公園内で「元横キッズショップ」を開いた。これは、2学期の総合的な学習の一環で、資金の調達、商品の仕入れから店づくり、販売までをすべて自分たちだけで実施するもの。児童らは、学区内にある商店街のウォッチングをしたり、税務署の職員から税金のことを、商店経営者からは流通の仕組みを学んだり、商工会議所の所員にはアドバイスを受けたりしながら、事業計画を立てていった。そして、協同組合八王子商店連盟から開店資金の融資を受け、一日だけの開店の日を迎えた。
当日は、クジ引き屋といったユニークなお店から花屋、雑貨屋、文具店、駄菓子屋など10店舗をオープン。事前の広報活動や子供たちの元気な呼び込みなどで、周辺の住民が各店に次々と来店したことで10店舗全てが完売し、総売上27万7000円と開店資金を返却しても黒字決算という成果をあげた。
しかし、一小の児童は「元横キッズショップ」の成功に有頂天になることはなく、利益の使い道を協議するための総会を開催し、全員一致で一部を福祉事業に寄付することを決定。12月15日に児童代表が読売新聞八王子支局を訪問。利益の一部14,224円を手渡し、読売光と愛の事業団への寄付を委託した。
同校は、児童が八王子駅前通の花植え活動やアルミ缶回収活動などを通して地域との関わりを深め、環境問題やボランティア活動、社会福祉への関心を高める教育を推進している。その成果が、今回の6年生による福祉事業への寄付に結びついたといえるだろう。
(2006年3月掲載)
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