三重県 西が丘小学校 | 西アフリカの子供たちを想い 今年も支援米を田植え | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
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西アフリカの子供たちを想い 今年も支援米を田植え

三重県 西が丘小学校 5年生のみなさん

昨年創立30周年を迎えた津市長岡町の同市立西が丘小学校の5年生142人が、5月12日に田植えを行った。

総合的な学習の一環で、その大きな目的は、収穫したお米のほとんどを支援米として、食糧事情の悪い西アフリカのマリに送ること。飢えで苦しむマリの子供たちを想い、今年も昨年同様300kg送るのが目標という。

きっかけは4年前、アジア・アフリカを支援する会「食と緑・水を守る三重県連絡会議」の呼び掛けに賛同し、始められた。

三重県 西が丘小学校 5年生のみなさん2

毎年、学校近くにある協力農家の田んぼを借りて、田植えから稲の成育状況の観察を続け、秋の収穫期には、稲刈りや脱穀作業も体験する。

田植え体験当日、はじめに全農林の職員から「苗3~4本の根方を持って、目印の赤いリボンの手前にしっかり植える」などの説明を受けた後、一クラスずつ順番に田んぼに入った。

児童らは約50メートルの直線に並び、連絡会議の会員20名のサポートで上手に苗を植えていった。

児童らはオタマジャクシやアメンボを見つけて大はしゃぎ。「はじめは冷たくて、底なし沼に入るみたいで怖かった」「慣れてくると楽しくて、もっとやりたかった」と笑顔で話していた。

“創造力豊かに、生き生きと活動し、思いやりのある子供の育成”をめざす同小の教員は、「小さな苗が大きくなり、黄金色の稲穂となって収穫を迎えるという感動的な体験をさせていただき本当にありがたい」「支援米の栽培体験を通じて、世界の食糧事情を知ってもらいたい」と話し、田植えに励む児童を見守っていた。

なお、支援米は、秋の収穫を終えた後、マザーランドアカデミー(命の尊さ等しさを行動で子供たちに伝える母の会)を通じて、マリに送られることになっている。
(2006年7月掲載)

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