LINE「メッセージのやり取りで交流するSNS」
LINE(ライン)は、「メッセージのやり取りで交流するSNS」として代表的なサービスです。友達やグループなど、LINE(ライン)アプリのユーザー同士で、無料でメッセージのやり取り、音声通話、ビデオ通話ができます。大きな特徴としては、メッセージアプリとして、人々の生活に浸透していることです。日本での利用者数は月間8,600 万人以上(2020 年9 月末時点)と国内で最も利用者の多いSNS になっています。
携帯電話の会社に関係なく、通話が無料で出来るということは、便利です。特にビデオ通話は、新型コロナウイルス感染症の流行の中で、お互いの顔を見ながら、コミュニケーション出来ることが一つの理由となり、利用が増加しているようです。また、メッセージのやり取りにおいては、自分が相手に送ったメッセージを、相手が読んだかどうかが、確認できる既読機能が便利です。有名人や人気アニメとコラボレーションしたスタンプ機能が多くの人に使われています。
Facebook「日記風の投稿で交流するSNS」
Facebook(フェイスブック)は、家族や友達、共通の興味・関心を持つコミュニティとつながることができる「日記風の投稿で交流するSNS」です。Facebook(フェイスブック)の大きな特徴としては、実名を始めとした、プロフィールを登録ユーザーに公開するよう促されることが挙げられます。このことから、元々知っている人に情報を公開して交流する傾向があります。利用者の年代では、30 代~50 代が多く、年齢層が他のSNS に比べ、高いことも特徴です。ビジネス目的で自己紹介の情報を公開して使うこともあります。
Facebook(フェイスブック)は2004 年にマーク・ザッカーバーグ氏と、同級生だったエドゥアルド・サベリン氏が創業しました。当初はアメリカの一部の大学生限定で運用されていましたが、次第にその規模と対象ユーザーが増えていき、現在では13 歳以上であれば誰でも会員になることができます。Facebook(フェイスブック)という名称は、アメリカの一部の大学が、学生間の交流を促すために、入学した学生に渡している本の通称である『Facebook(フェイスブック)』に由来していると言われています。2010 年公開の『ソーシャルネットワーク』という映画では、創業者であるマーク・ザッカーバーグ氏を中心に、Facebook(フェイスブック)の始まりから発展が描かれています。
また、海外では、大好きな歌手に会いたいという難病の子供の夢がFacebook(フェイスブック)での拡散によって叶えられたり、イタリアでは地震の際の募金のプロジェクトが立ち上がったりと、人と人の繋がりによって生み出されるエピソードが多くありますが、これも実名登録が原則という、Facebook(フェイスブック)の信頼性の高さを表しているものではないでしょうか。
YouTube「動画の投稿で交流するSNS」
YouTube(ユーチューブ)は、検索エンジン大手のGoogle が提供している世界最大の「動画の投稿で交流するSNS」です。YouTube(ユーチューブ)の大きな特徴としては、基本無料で動画の投稿や閲覧できることです。また、無料の会員登録を行えば、動画に対し評価をしたり、コメントを投稿したりもできます。無料で利用出来る一方、広告が動画に挿入されます。YouTube(ユーチューブ)は、全世界で毎月20 億人以上が利用しており、1 日
当たりの動画視聴回数は、数十億回に上ります。
YouTube(ユーチューブ)では、自分で制作した動画作品を公開することで、動画に表示される広告による収入を得ているYouTuber(ユーチューバー)という人たちがいます。最近では一部の有名なYouTuber(ユーチューバー)がテレビ番組やCM にも出演するなど、活躍しています。
YouTube(ユーチューブ)の使い方としては、DIY や料理のレシピ、スポーツの練習に関する動画を見て真似をするなど、「文章」に比べて、情報量の多い「動画」だからこその使い方も広がっています。
YouTube(ユーチューブ)には、音楽コンテンツが多く、ミュージックビデオを公開しているアーティストが多くいます。日本では、2018 年から音楽コンテンツの再生や検索に最適化された「YouTube(ユーチューブ) Music」というサービスが提供されています。
Instagram「写真の投稿で交流するSNS」
Instagram(インスタグラム)は、「写真の投稿で交流するSNS」です。略してインスタと呼ばれています。Instagram(インスタグラム)の大きな特徴としては、写真の撮影・編集・投稿に特化したSNS であるという点です。自分で撮影した写真を、文字入れなどの編集機能を使っておしゃれに加工し、投稿できます。
24 時間で投稿が自動的に消える「ストーリー」機能が追加されたことにより、以前より気軽な投稿も行えるようになりました。普通の投稿では付けられないweb サイトへのリンクを、ストーリー内に付けることもできます。
Instagram(インスタグラム)には「ライブ配信」という機能があります。「インスタライブ」と呼ばれ、動画投稿者が、撮影したものが即配信され生中継できる機能です。動画を見ている人がコメントやいいねをすると、動画投稿者が、生中継の動画の中で、返事をするなど、リアルタイムのコミュニケーションが楽しめます。
Instagram(インスタグラム)で写真を投稿して頂けるようなお店作りや、商品作りが行われるケースも増えてきております。
投稿に付けられたハッシュタグを使うことで、手軽におしゃれな飲食店やスポットを探せることも、Instagram(インスタグラム)の便利な機能のひとつだと言えるでしょう。(例えば「#原宿ランチ」「#心斎橋カフェ」など)
Tik Tok「短編動画の投稿で交流するSNS」
Tik Tok(ティックトック)は、短編動画を作成して投稿できる「短編動画の投稿で交流するSNS」です。Tik Tok(ティックトック)の大きな特徴としては、撮影した動画(最大60 秒)とBGM を組み合わせて編集(再生速度の調節や特殊効果などの使用が可能)することで、動画を作成し、投稿することができます。
Tik Tok(ティックトック)は、スマートフォンで使いやすい「縦型の画面」「縦スクロール」が基本になっています。アプリを開いた途端に好みに合わせたおすすめ動画の再生が始まるので、必要な操作が少なく、気が付くと次から次へと見てしまっていることもあります。
Tik Tok(ティックトック)では、動画を投稿する人は全員Tik Toker(ティックトッカ̶)と呼ばれます。国内の有名Tik Toker(ティックトッカ̶)では1,500 万人以上のフォロワーを持つ人がいます。最近では、Tik Tok(ティックトック)で楽曲の再生回数で上位になり、テレビへの出演など、活躍の場を広げたTik Tok(ティックトック)発のアーティストが出てくるようになりました。
日本では他のSNS に比べて、新しいイメージのあるTik Tok(ティックトック)ですが、広報に取り入れる企業も徐々に増え、これからも賑わいを見せるでしょう。