かつやま子どもの村中学校の卒業生の進路
■主な進学先中学3年生には進路指導がありません。この学校の基本原則のひとつに自己決定があり、自分の進む道こそ自分で決めるもっとも大切なことだからです。中学生たちには、自分自身でよく考えて、進路先を選び対策をしてもらいます。大人は求められれば相談に乗り、アドバイスや情報を提供します。
「それで高校にいけるのか?」「進学後、授業についていけるのか?」という質問を受けることがありますが、ほとんどの中学生が希望する高校に合格しています。年度によって異なりますが、3~4割が「きのくに国際高等専修学校」、5~6割が地元の私立・公立高校へ進学しています。ここ数年は1割程度、海外に留学する子もいます。
進学後は、クラス・学年でトップの成績をおさめる子も少なくありません。2010年におこなった卒業生(高校生)の校内試験の調査では、平均して学年169人中21番でした。2013年におこなった調査では、154人中12番でした。